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 ・第2回目:渋滞予測・渋滞回避について(その1)


神戸モダン寺にて。本編とは関係のないショット。


破線で示されたのが渋滞予測。実線はモチロンVICS情報。渋滞予測の通り実際にも渋滞が発生していることが2枚の写真を比べるとご理解いただけよう。HD55が軽くかわすルートを引いていることにも注目。


渋滞予測では混雑の予測は出ていないが、VICSはやや混みを示すオレンジ線。


でも、実際にはもっと酷い渋滞だった…。


毎日放送周辺道。いつも混んでて通りたくない道はやはり予測もVICSも混雑を示す。だが、混み具合の判定には若干の違いが…。

データベース+時短アルゴリズム=SUPER時短ナビ

今週と来週は、時短ナビを“SUPER時短ナビ”たらしめている『渋滞情報データ』について。

発見が遅れたり、ハマッてからでは打つ手が限られる憎き渋滞を“事前予測→事前回避”し、ロスのないスムーズな移動を現実とするために取り入れられたのが『渋滞情報データ』なのである。


この『渋滞情報データ』は従来のインフラVICSによるライブな渋滞情報の他に、過去の渋滞情報を集計した統計データベースが収録されています。

このデータベースはアルパインナビが案内対象とする約40万kmの約1/2をカバーするという膨大なもの。これはむろんのこと業界最長の守備範囲である。

さらにユーザーがナビを使うことで蓄積されていく学習データをも加味して、最適ルートを割り出すようにSUPER時短ナビはプログラミングされているのだった。

ここで注目するのはやはり案内対象道路の約半分をカバーするというデータベース。他社では統計VICS情報5万kmのところ「どっこいこっちは19万km!」というのだから、ゲームスコアなら圧勝。このデータベースと独自の時短アルゴリズムで渋滞予測→事前回避できれば、神のごときルート品位が実現するのではなかろうか。

自ら“SUPER時短ナビ”と謳うアルパインの目論見はここに集約されるといって過言ではない。

※学習機能については次回以降にレポするつもりです。もう少し走り込む必要があります。。。

ライブ情報と過去データで先手を打つ!

ところで渋滞予測って、ライブな渋滞情報とどう違うのか?まずは素朴な疑問から触れたいと思います。

今、実際に起こっている道路の混雑をVICS網にてモニターしたものがライブな渋滞情報。

これに対し、過去数年分の交通情報をデータベース化し、曜日・時間軸で混雑する可能性の高い道を統計的に割り出したものが渋滞予測である。

余談だが、国が様々な施策を決めるための重要な指針とするのは国勢調査により得られた統計データである。統計により得られた情報というのは当らずも遠からずであることから、大局を見極めるにはこれほど役立つ情報はないのだそうな。

ライブな渋滞情報の欠点は、刻々と変化する渋滞ポイントに追随するかたちでルートを引かざるをえないこと。後手にまわっては突然眼前に現われた渋滞への対処が遅れるため、打つ手が限られてしまう。

結果、渋滞に敏感なセッティングが施されたナビは苦しまぎれな回避運動を行い、逆におだやかなナビは、にっこり笑ってユーザーに我慢を強いるのである。

統計データの利点はルート探索時にこれから起こるであろう渋滞、沈静化に向かうであろう渋滞が事前インプットされていることで、局地的な迂回で渋滞をしのがずとも災難に遭遇しない道を選ぶことが理論的に可能になる。つまり、先手が打てるようになるのです。

渋滞考慮探索VS銀狼HDD555

『先手必勝!』この理論が実践でどれだけ功奏するかは統計データの質・量にどれだけ信憑性が高いががカギとなります。

残念ながら数値化された資料はなく、走った感触でしか書きようがないのですが、変化が端的に見て取れる点を挙げるとすれば、アクティブルートサーチ(渋滞回避のためルートを途中変更する機能)があまり出なくなったことです。

※渋滞考慮ルート探索実行時

新旧アルパインナビで比較すると、銀狼HDD555では頻繁に機能していたアクティブルートサーチがSUPER時短ナビHD55では普通のナビ程度にしか働かないのである。

前回のレポにてナビ男くんサーキットをラップした際にもたったの1回だけ。他日にも日常業務で方々走り回ってみてもこれは同様。拍子抜けするほどアクティブルートサーチは介入してこない。

だからといって、渋滞に並んでいるのかと聞かれるとそういうわけでもない。やはり渋滞を事前予測し、先手を打ったのだと解釈すべきでしょう。

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