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 アルパイン[モビステ]X07 レポート&ショートインプレ(その3)


先に紹介したセンタースピーカーと同じコンセプトデザインのサテライトスピーカー。オプションの各スピーカーユニットはボリュームゾーンとなるミニバンを強く意識している。(画像拡大


スピーカーがばっちり揃っているなら、ドルビープロロジック。足りないとちょっと違和感を感じるのは私だけ?


圧縮音楽データの再生に絶大な威力を発揮するMX(メディアエキスパンダー)アルパイン独自の補正技術である。
HDに録音した音楽データや、iPod、SDオーディオなどの聴き応えがぜんぜん違います。


バーチャル5.1ch、EUPHONY(ユーフォニー)設定画面。車室内向けEUPHONYはアルパインが共同開発したのだとか。


パラメトリックイコライザー画面。特定の周波数を補正して再生とのこと。取扱い説明書が必要だ。


タイムコレクション。スピーカーごとに音の到達時間を調整。正しく計算するには定規と電卓が必要だ。


そんなややこしいことをしなくても、アンケート方式に設定が完了するイージーセットアップ。とりあえず、これを試して、さらに追求したくなったら、深みにはまるというのはどうだろう。


シートの材質まで聞いてくるとは。。。

聴かせるカ−オ−ディオ標準装備

ただ再生できるだけではなく、“聴かせる”ことも忘れてはいません。

様々なメディアや録音方式にフル対応の「モビステ」X07シリーズであるが、これらの圧縮データやテレビ、ラジオの視聴において懸案となるのは、やはり音質の劣化。ナマの音楽CDやDVDを再生するのと比べ“聴き劣り”をお感じになられる方もいらっしゃるのではないかと思います。

アルパインは以前からこの圧縮音楽データの補正技術は進んだソリューションを持っており、やせた音楽データを擬似的に太らせ、耳に届ける『MX(メディアエキスパンダー)』を「モビステ」X07シリーズに標準装備。さらにダイマジック社との共同開発による車室内向けステレオサウンドソリューション『EUPHONY(ユーフォニー)』を初搭載。音楽に特化したバーチャルサラウンドを実現したと謳っております。

まだまだこれだけではなく、サウンドチューニングも過剰なほどの調整機能を盛り込んでます。『プロ設定モード』。

例えば、スピーカーごとに音の到達時間が調整できたり、特定の周波数を補正して再生できたりと、音質に徹底的にこだわりたいという方は、マニュアルと定規、電卓を車内に持ち込んで「モビステ」X07と存分に格闘いただける準備も整っております。

※「定規と電卓なんて、何に使うんだ?」とお感じでしょうが、買えば判ります。

※誰でもできる初心者向けのチューニングモードもありますので、怖くありません。『初心者設定モード』。

ごめんなさい。ちゃんと視聴できませんでした。

では、実際に聴いてみましょう。

と、思ったのですが、これも悲しいかなプロトタイプではまだきちんと試聴することはできませんでした。

唯一FMラジオは使えましたので、これで初心者向けの設定モードを行ってみたり、『MX(メディアエキスパンダー)』や『EUPHONY(ユーフォニー)』の設定を行ったりはいたしましたが、じっくり聴けたわけではなく、これでは何とも申し上げられない。

ただ、これだけのスペックを詰め込んで、手抜きはありえないと思う。コストの縛りはもちろんあるでしょうが、ならば『プロ設定モード』なんて、真っ先に切り捨てられているであろう。

発表会の会場において開発スタッフの方に、「プロ設定モードなんて誰が使うのか?」などと無礼な質問を投げかけてみたが、「5.1chは調整がむずかしいから」としごく当然なご回答をいただいた。誠にその通りなのである。

『初心者設定モード』で充分な回答は得られるであろうが、MOREを求めたときに、さらに一歩踏み込めるオーディオかどうかは、探求心あるユーザーにとってはとても重要なところ。高価な投資の成果は約束されているのではないでしょうか。


嗚呼、完成型が早く見たい。

で、最後のサプライズはお値段である。

40GBハードディスク。パルスタッチディスプレイ採用7型VGAモニター。5.1chサラウンド。Bluetoothユニット標準。iPodアダプター標準。

上記、記号性の高い機能にプラス、アルパインのナビ・オーディオテクノロジー(むしろ、こっちが肝心)をふんだんに投入して、スペックは紛れもなくハイエンドだから、「モビステ」X07が30万円を超えていたとしても私はちっとも驚かない。

まあ、「もうちょっと機能を削って安くした方が、もっと売れるんじゃないですか?」ぐらいのことは言ったかもしれません。

お客様には「ごめんなさい。ちょっと高いけど、モノはとっても良いから、きっとご満足いただけますよ。」と言っていたでしょう。

でもこのフル装備の状態で、23.9万円。ワンセグチューナー付きモデルでも26.8万円なのである。2DIN一体型AVナビを探している方のご予算ピッタリなのである。

アルパインの本気度がひしひしと伝わってくる。

今回、ご厚意でだれよりも早く新型ナビに触れる貴重な体験をさせていただいたわけですが、まだ完成型には程遠く、当然ながら私の中でも結論には至っておりません。

AVに関しては従来モデルに触れてきた経験もあり、まず期待を裏切ることはないでしょう。

新提案(プラス“C”プラス“D”)に関してもナビをもっと多機能にしてやろう。おもしろくしてやろうという開発陣の意識の高さが覗えます。

「スピードメーターだけで充分」という方はともかく、今まで見えなかったものを数値化したり図形化したりすることは、新しいドライブの指針になると思います。

ナビに関してですが、アルパインナビの素晴らしさは日々体感しており、誰よりも声を大きくしてその体験を語ってきたと自負しております。地図が変わったとはいえ、その期待を裏切るようなことはないと信じております。

「モービル・メディア・ステーション」X07シリーズは11月下旬頃発売予定です。

おそらく開発スタッフの皆様は最終段階の総仕上げかと推察いたします。

この正念場を乗り切り、どうか素晴らしい完成型を届けていただけますように。

2006年10月 店長レポート。

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