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パナソニック Strada Hシリーズ ロードインプレッション(その3)

今までナビを使ってきて、特に道案内で満足が得られていない方にオススメしたい。


郊外を目指すなら、右隣の駐車場と化した高速に乗るのが普通だが、「ストラーダ」が選んだのはその横の一般道。結果はこのとおり
雲泥の差。


あっさり目的地のワシントンビレッジに到着。
デスパ妻が住んでそうな街並み。ここはアメリカ?



今日はあちこちで渋滞を見かけたが、幸運かストラーダの実力か、酷い目には遭わず無事帰還。


道案内の巧みさを競った比較テストにて、そうそうたるライバルを打ち負かしてきた「ストラーダシリーズ」。その最新鋭機がこのストラーダ「Hシリーズ」CN-H500Dである。


路上に連れ出したその日は、帰省ラッシュのピーク。都会から郊外へ向かう道は、各所で渋滞が発生し、テレビのニュースもこの話題で持ちきりであった。

こんな日に用事もなく出歩いても酷い目に遭うだけだが、新型ストラーダの実力を探るには、おあつらえ向けのチャンス。
あえてこの民族の大移動に紛れて郊外を目指すこととした。

その顛末を子細にレポートしてもつまらないので割愛するが、渋滞に並ぶ子羊たちの群れを尻目に、巧みな道案内で窮地を切り抜け、このナビの有用性が再確認できた。

16歳で免許を取得し、30年近くこの地で暮らし、隅々まで走り尽くしている私よりもこのナビは道に詳しい。まるで私がこう走りたいと思う心にシンクロしているかのようにルートが適切。比較テストを彷彿させる、想像以上の仕事ぶりを見せることもしばしばだった。

カーナビ屋のオヤジをかれこれ10年以上続けているが、ようやく理想のナビに巡り会えたかのような体験だった。


一時期、A社のナビに惚れ込んでいたことがあったけど、そのナビの時短コンセプトをさらに高次元で昇華させたようなスゴイヤツです。まったく。

「モーションコントロール」にはケチも付けたが、こと道案内には、文句の付けようがない、これにケチを付けたら、他社のナビなんでケチだらけ(おいおい)。

「しょせんカーナビなんて…」と、辟易しているあなたにこそ使っていただきたいナビ。溜飲が下がること請け合いなのだ。


カーナビが意にそぐわない道案内しかできないのはなぜか?



渋滞を避けるため、高速を降りてまた高速に乗るストラーダ。こんなことしたら料金二度払いと思いきや、
そんな不合理もなく、ペイした料金は同じ。
地元の方しか知らない裏技だ。


結果はこの通り。またしても溜飲が下がる活躍ぶりである。


ここまで惚れ込ませる理由は、まず地図の精度。これにプラス、案内のロジックを自分好みに可変できるパナソニックの独自機能「ストラーダチューン」にある。

道案内でイチバン大事なのは、まず地図の精度だろう。地図のメーカーはいろいろあるけど、精度について均質ではなく、酷い地図を売っているところもある。

歩道やあぜ道だったり、柵があったり、階段だったりと、クルマが通れない道が紛れ込んでおり判別不可能。どこのとは言わないが、高速の降り場を乗り場と勘違いする恐ろしいナビもあった。


現在のパナソニックナビ(除くストラーダ以外のナビ)は業界屈指の高精度地図を採用。道について驚くほど子細に調べ上げられており、この地図を使うナビは、パナソニックに限らず、滅多なことはおこらない。


ただし、地図が良くても、これだけでは宝の持ち腐れ。パナソニック「ストラーダ」Hシリーズには、この地図の潜在力を引き出す“狼の知謀”が備わっている。これが「ストラーダチューン」。

「ストラーダチューン」の本来の目的は、ユーザーの好みに合わせてナビをカスタマイズすることだが、道案内のロジックも自分好みに変更を加えられる。これが味噌。これを「ルートチューン」と呼称する。

これについては、去年のレポートが詳しい。
ぜひもう一度読んで欲しい。


本当の意味で、ナビを自分好みにカスタマイズできるのは「ストラーダチューン」だけ。


「ルートチューン」画面。あまり極端にゲージを振ると、実践的ではなくなるので、使いこなすには、慣れも必要かと思う。



巷を賑わすナビや、イチバン売れているナビが最良のナビとは限らない。“真実”を追求してこそストラーダの実力を知ることができよう。


この「ルートチューン」。ドライバーの技量や気分に合わせて道案内の指針を変えることができるのだが、自分好みに合わせての結果がこの讃辞である。

私の場合、「渋滞データバンク」を“ON”にして、少し道幅の頓着をなくしたチューンが、ドンピシャだった。


道案内のロジックというのは、メーカーや機種によってもまちまちで、開発者のさじ加減で決まっている。

概ね不満は出ないよう考えてはいるのだろうが、混んでいたり、急いでいるなど、ナビにきちんと働いてもらいたいとき、既製品故の歯がゆさが残るのは否めない。

このオーダーに最も高次元で応えるのは、このストラーダHシリーズではないかと思う。

案内が多彩になるということは、それに応えられる正確に記された地図が必要で、この正確な地図のポテンシャルを最大限に引き出すには、賢い案内ロジックが必要。
このコンビネーションが、ストラーダHシリーズの美点。最高のシナジー効果を生み出す要因なのだ。

巷でカーナビの話題になると、酷い目にあったとか、融通が利かないとか、おバカなネタ話で盛り上がるのが常だが、ストラーダHシリーズなら、自虐ネタに付き合えない。

と、思いきや…“ドラック&フリック” が新ネタかもしれない。


2011年9月 
店長レポート

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