★見た目も中身もしっかり変わった「プラス50」の2モデル。
パナソニックナビのエントリー部門を受け持つSクラスであるが、今年はモデルチェンジかといえば、さにあらず。当面は2009年モデルのMW200D・100Dと併売だそうな。
そんな「50アップ」なCN-MW250D・150Dということで、ブラックフェイス化以外はあんまり変わってないのかと思わせながらも、意外にしっかり新機能が搭載されていたりして、またもやナビ選びに新しい悩みが増えそうな予感なのである。
★SDカードは倍の合計16GBに強化。車内でのCD録音も可能に。
SDメモリーカードを使ったナビという基本仕様はそのままに、新モデルではカードの容量を前モデルの倍、つまり8GB+8GBの合計16GBを標準で搭載。
片方のカードを地図やシステム用として、もう一方のカードを音楽などのエンタテイメント用として使う設定は同じだが、その十分な容量をいかし、エンタテイメント用カードをCDの車内録音に対応できるようにしている。
iPod、iPhoneの時代だから、車内での録音に対するニーズはずいぶん低くなっているのかと思いきや、まだまだ根強い人気があるようで、MW200D・100Dとの最大の差別化ポイントとなっている。
さらに、地図やシステムに使うカードの大容量化により、ナビの基本性能の向上。地図や検索データの豊富化もはかられているようだ。
★3Dジャイロ搭載で測位性能が大きく向上。
しかも、見落としてはいけないポイントが、このモデルから3Dジャイロ搭載になったこと。
MW200D・100Dの測位性能がけっして低かったわけではないが、高速道路の分岐の上り下り検知などをスムーズにおこなうには、やはり3Dジャイロがほしい。
CN-MW250D・150Dなら、都市高速の多いエリアでも安心してドライブできるだろう。
実際に使用してみると、こういった基本性能こそもっとも気になってくるものなので、今回の導入はうれしいところ。
★ルート探索も充実。上位モデルと比べても遜色なし。
前モデルから引き継いだ機能でもあるが、季節規制区間回避、曜日時間規制探索、細街路探索など、エントリーモデルでありながらルート探索には手抜き無しで、道路状況にあわせて最適なルートを選択してくれる高度なロジックがおごられている。
上位モデルと比べても、おそらく遜色ないルートを引いてくれることだろう。
★ミドルクラスで人気のステアリングリモコン対応まで搭載。
また、ミドルクラスの目玉機能である、各車のステアリングリモコンに標準で対応する機能を、このモデルでも思いきって搭載してきた。
最近各車が取り入れている「ecoドライブサポート」機能の採用はご愛敬というところだが、ボディは精悍なブラックになり、性能・機能面に加えて見た目でもミドルクラスとの差がますます近くなってきた。
併売といいつつ、実売でMW200D・100Dとの価格差もあまりなく、あえて09モデルを選ぶ意味がないような状況である。
★入れられるものは全部入った。もうエントリーモデルのレベルじゃない。
欲をいえば、液晶の高画質化まではかられていればいうことなしだったところだが、さすがにそこまでやると完全にミドルクラスのHDDナビを食ってしまう勢いなので、そこは抑えての順当進化といえるだろう。
「ここまでやったぞ!どうだ!」というパナソニックの声が聞こえてきそうな機能充実モデル。
この価格帯のメモリーナビにはライバルからも意欲的なモデルが投入されており、これからますますおもしろくなりそうだ。
2010年9月 マッハ郷レポート
|