099ヌケ道・ウラ道・ケモノ道 vol.2

ALPINE DVD-ROM NAVI
NV8-N099SR/NVE-099SR
アルパインDVDナビゲーション
2001年5月発売最新ナビ


引っ込み思案だった前世代アクティブ。

vol.1のレポートは、「099」が基本性能に優れたナビであるというお話でした。基本性能に優れているということは、すなわちストレスなく使えるということ。地図の正確さ、検索性能の高さ、リルートの速さ、リモコンの使いやすさ…とりたてて目立った内容ではないですが、これがしっかりしていないと実はとっても使いにくいのですね。
で、前回触れなかった「基本性能中の基本性能」といえるのがナビが引いたルートの品質。この「ナビの大問題」に対し、アルパインは「アクティブルートサーチ」という考え方を掲げ、敢然と挑んだのです! ジャジャジャジャーン!(その「仕組み」はオモテを見てね!)
で、結果はというと、旧「099」のレベルでは、あんまり効果なかったんじゃないかなぁ…ガックシ。簡単にいうとですね。世の中に「(細街路を使わない)最短の道」なんてのがそれほどあるわけじゃない。だから、あんまり「アクティブ」に起動せんのです。「アクティブ」どころか引っ込み思案! それから引き直されたルートの質が「?」だったり、旧ルートと新ルートをモニターで比較しづらかったりで、イマイチ感はぬぐえませんでした。
今回のモデルチェンジの最大の焦点はこのあたりにあるわけですが、メーカー発表を見る限りでは、けっこう期待できそうですね。

●見やすさの面での進化はかなり評価できそう。

まずサーチの起動間隔が5分から2分になったこと。これでちっとは引っ込み思案が解消されるかな。「ワンプッシュ迂回ルート探索」ができ、ほしいときにアクティブさせられるのは大進化。ですが細街路は案内しないから、探索させても「迂回ルートはありません」という結果になるケースはけっこう多そう…。
それからメーカー発表によると「新旧ルートの比較視認性が大幅アップ。新ルートから旧ルートに戻る分岐点もわかりやすく表示。スケールも自動的に変わり、画面内に分岐点と合流点を見やすく表示します」だとか。これでようやく「アクティブ」も実用レベルになるのでは、と思います。「新ルートから旧ルートに戻る分岐点もわかりやすく表示」というのは、あっさり書かれちゃってますが、渋滞を抜けていく上では重要なポイントですよね! ユーザーの視点をよく理解した仕様だと思います。
「アクティブ」で引き直したルートの品質については、「新ルート探索アルゴリズム」とかいうのに期待。こればっかりは引かせてみないとわかりませんが、よくなっていると信じておきましょう。

●細街路アクティブリルート vs パナの抜け道マップでは…。

続いて今回マイナーチェンジの目玉(&オキテ破りギリギリのヤバヤバ機能)である「細街路アクティブリルート」はどうか…これについて語るには、パナ「7700」の昭文社抜け道マップのことを取り上げないわけにはまいりません。
ちなみに私は渋滞大嫌い(好きな人はいないでしょうが…)で抜け道大好き。ナビを購入する以前から紙地図を駆使し、ややこしそうな道にガンガン入り込んでおりました。自分の道路選択が大当たりし、渋滞を完全に回避できたときの爽快感といったら…何かに勝利したような甘美な喜びを禁じ得ないほどです。
さて、そのような私の経験から「本当に使える抜け道」というものを考えたとき、実は2つのタイプがあるのではなかろうかと思うのです。
ひとつは「新しくつくられたバイパスタイプ」。これは信号が少ないとか、あんまり知られていないとか、道路沿いが田んぼだけとか、いろんな「混まない理由」がある広くて大きな道。でも行ってみると、こっちの方がもっと混んでたりするんですけどね。まあ、そういう道です。
もうひとつは、太い幹線道路と並行して通るような旧街道タイプ。一方通行だったり、離合できないくらい道幅が狭かったり、民家が密集してたりします。
なにがいいたいのかというとですね。要は前者タイプのような「抜け道」なら、パナの機能でもアルパの機能でも、どちらでもある程度はうまく選んでくれるのではと思うのです(推測)。問題は後者の「旧街道タイプ」。私の経験では、こっちの方が重要度は高い。でも紳士協定があって道幅5.5m以下の抜け道はどのメーカーのナビでもルートを引いてくれません。パナの「抜け道データ」からも5.5m以下の道は除かれている(メーカー発表)ようです。
結局のところ、「5.5m協定」がある限り、本当の意味での抜け道案内は不可能だと思うのです。そこで登場してきた「細街路アクティブリルート」!!!! すぐに幹線に戻そうとせず、ある程度の距離を案内しきるアルゴリズムになっているのかどうか???? 「SR」の真価はここにありますよ、みなさん!!
単なる「リルート」だったらガックシ再びですが、これは実際に使ってみないことにはわかりません。
自分からは起動できない「帰ってきたウルトラマン」<(c)鎌田さん>ですが、これまでだったら地元ナンバーの車が「抜け道のように見える細街路」につっこんでいくのを指をくわえて見送ってきたようなケースでも、とりあえず安心して突撃できるようになるのはありがたいです。

●抜け道データは確かにうらやましいが…。

「099」ユーザーの立場とすれば、確かにパナの抜け道データはうらやましい。しかし、これは紙の抜け道地図を買ってきて入口・出口を地点登録すれば、「099」でも使えないことはありません(実際私はそうしています)。また、パナのベースになっている昭文社地図も「関東レジャー編」「名古屋・中部編」「京阪神編」だけですので、それ以外のエリアのデータはありません。
細街路で使える、全国で使える、「抜け道」が決められていないぶんだけドライバーの自由な動きに対応してくれそう、という点を考慮すれば、「細街路アクティブリルート」のアルゴリズムにかけてみる価値はありそうです。今後、2→3→4と進化していくことも充分に考えられますし…。
私なりにアドバイスすると、「ナビが案内する道をできるだけ信じてそのまま走りたい」という方にはパナの「抜け道データ」、「ナビの案内は参考にはするが、その場その場の状況によって自分のカンも大切にする」というタイプのドライバーにはアルパインの「アクティブ」がよいのではなかろうかと思います。
もちろんアルパインの新機能については(発売前ですので)、あくまでも推測レベルということはお断りしておきます。
次回はいろいろと細かな機能アップに関する評価や、メモリースティックの活用などについてまとめてみたいと思います。それではまた。

“099ヌケ道・ウラ道・ケモノ道”SRのROMを入手して新展開。

099「SR」ヌケ道・ウラ道・ケモノ道 vol.3

099ヌケ道・ウラ道・ケモノ道 vol.1

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