取材といいつつ実は東京で羽を伸ばしたいだけではなかったのか疑惑


前日の雨はウソのように快晴。幕張メッセ会場。

尋常でない強い日差しで目覚めたワタクシは、服を着たまま布団にも入らずもちろんカーテンも閉めないで寝ていたことに気づいたわけだが、そうだった、ここは東京は西葛西、別名ビジネスマンのオアシス「東横イン」。前日は鎌田店長、技術部の内山課長と渋谷のキャバクラをハシゴして朝の4時まで飲んでいたのであった。

時計は午前9時。脳みそアイドリング状態でぼんやりしていると、携帯電話にコールが入る。別室の鎌田店長だ。「だ〜いじょ〜ぶ〜?」。もちろん大丈夫なわけなどないがそうもいっていられない。行かねば。行かなければ。

そうだ、ようやく頭がはっきりしてきた。我々は東京モーターショーの取材にやってきたのであって、けっして東京のオネーサマ方と親交を深めにきたのではない。

でも取材はまじめにやるよ、これホント

さて、なんでナビ男くんがモーターショーなのか。モーターショーといえば、多くの人の関心はコンセプトカーやらキャンギャルやらと相場が決まっているわけだが、実はクルマに関わる各種の部品やアフターパーツの展示も熱心におこなわれているのだ。コンセプトカーやギャルのレポートはあちらこちらのメディアにお任せするとして、ナビ男くんがめざすのは、カーナビ・カーAVに関わる未来技術や業界動向である。

隠れキリシタンのような迫害を受けつつネタ集めしてきました


うぉー、オレに!オレに!カーターローグーををを!
カタログもらうのも一苦労。っていうか、アンタらほんまにカタログほしいんか?

それにしてもまったく、ナビやAVはともかく、クルマにもほとんど関心を示さずにキャンギャルばっかり追っかけてるカメラ小僧やカメラ親父はいったいなんなのかと問いたいところだが、以外にもそちらの方が勢力的には圧倒的に優勢で、ナビの基盤なんか一生懸命撮ってるこちらの方がオカシイんじゃないかと思えてしまうから不思議だ。

ナビのカタログもらおうとしてキャンギャルの前を横切ったりしようものなら、「おまえジャマなんだよ!」光線を背中にビシバシとぶつけられ、どことなくいけないことをしているような気にさえなる。

とはいえ、これも仕事だ。そのような迫害を耐え忍びつつ、鎌田店長共々各ブースをまわってネタを拾い集めてきた。

一発目からいきなりとんでもないものを発見


デンソーブースで謎のノーブランドナビを発見! こ、これは某メーカーの隠しダマか?

さてさて、一発めにまわったのはデンソーのブース。おおおおおおおおっと、いきなり衝撃的展示に遭遇! 2DINのオーディオ・ナビ一体機! デンソーといえば知ってる人なら知っている某メーカーの黒子的存在。さわってみるとやっぱり「あそこ」のナビに間違いない。しかも本体の下部には「Dolby PLII」「Dolby Digital」「dts」 の文字が! まちがいない5.1ch内蔵の仕様だ。イクリプスAVN9903HDの強力ライバル発見である。いきなりこんな特ダネひろっちゃっていいのか! しかし我々はこの後、さらに衝撃的な事実に遭遇することになるのだ!(矢追純一のUFOモノ風)

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フェイスを開くと中にはCD/DVD兼用スロットとMD専用スロットが。

これぞ5.1chの証。

バックカメラ関連の展示も活発化していた。これは画像処理でバックカメラ画像のひずみをなくして、上から見たような画像にするデンソーの技術。車庫入れに便利そう。

アイシンブースでおなじみ阿修羅男爵に出会う


なにゆえアイシンブースに9903HDが???


他にもこんなのがあった。アルパイン555。

続いて訪れたのはアイシンブース。なんとあの阿修羅男爵、イクリプスAVN9903HDも展示されているではないか! せっかくだから聞きにくいこと聞いてしまえ!というわけで説明スタッフの方に迫ってみた。

イクリプスといえば、そのなんでも2DINにつめこんでしまう高度実装技術には以前から注目していたわけだが、果たしてこの超凝ったつくりの9903HDの場合、アイシンはどこまで関わっているのだろうか──

ワタシ「えー、すみません、このキカイのどの部分をアイシンが造っているんですか?」

アイシンスタッフ「ナビボードですね」

ワタシ「ナビボードだけ?」

アイシンスタッフ「そうです。ナビボードだけです」

ワタシ「じゃあ設計や最終的な組み立ては富士通テンが担当しているんですか?」

アイシンスタッフ「そういうことになります」

おお、アイシンブースに自慢げにおかれてたからちょっとだけ「ほとんどOEM」かと疑ったぞ富士通テン。正直すまんかった。ちなみに説明パネルには「新開発、業界最速の新64bit BUSモンスターチップを搭載」と書かれている。9903HDの縮尺変更やスクロールは現行製品のなかでもトップクラスだと思っていたけれど、ナルホドという感じである。なんといっても“モンスター”なんだから。





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