王者パナソニックの基本戦略は「ミート作戦」。
どこかでだれかがヒット商品と呼ばれる金脈を掘り当てたならば、これに直ちに追随。潤沢な資金力、販売力、影響力にて圧倒し、マーケットの掌握を狙う作戦だ。
ランチェスターの法則ではこれを「強者の戦略」と呼ぶ。
競争相手は軒並み下位企業といった極めて有利な状況なら“横取り”こそが効率よく成果を得るための常套手段として紹介されているのだから、ビジネスはシビアだ。
やられた方がマヌケということか…。
で、新興 PND マーケットに強者の大鉈を振るうはパナソニックのカーナビブランド[ストラーダ]。顕著な伸びを示す有望なマーケットを見逃すはずなく、欧州・北米に次いで国内にも新製品を送り込んできたのであった。
これが[ストラーダポケット]CN-MP50D である。
世に「強者の戦略」があるのなら「弱者の戦略」もあり、必ずしも強い者が勝つわけではないが、相次ぐ一流メーカーの参入で国内
PND マーケットは新ステージへと移行。淘汰はさらに加速してゆくことになるだろう。
※ちなみに、PND は世界に1000万台になろうかという巨大マーケットを短期間で形成するに至ったが、ここでシェアを握るのは「トムトム」や「ガーミン」といった日本ではあまりなじみのない企業。
日系企業は“普通のナビ”に固執しすぎたため、些か立ち後れてしまった感がある。「 PND は廃れ、いずれは“普通のナビ”が主流になる」と読み違えたのが立ち後れの原因だとか…。
弱者にしてやられたかっこうだが、これからの挽回が見物だ。